国内外で活躍するアーティストが沖縄の素材を新たな解釈でデザイン。「モーアシビー×アーティスト」のコラボレートでオリジナル作品を制作し、沖縄の新たなものづくり文化を発信していくプロジェクト「
訪れる先は、沖縄本島北部地域「やんばる」。
亜熱帯性動植物や海洋文化の調査・研究をしている「沖縄美ら島(ちゅらしま)財団」の協力で、アーティストと行くやんばるツアー企画が立ち上がりました。
沖縄には、たくさんのめずらしい野生動植物が棲んでいます。とりわけ、やんばるには、絶滅危惧種に指定された貴重な生物が多く存在。それらの現実を多くの人に伝え、「美ら島の輝き」を守り、未来へとつないでいきたいというのが、「沖縄美ら島財団」の願いです。
沖縄の宝ともいえる美しい自然を、ジュエリーアーティストの新たな発想で表現していただきたい。そして、いつも肌に身につけるジュエリーという形で、やんばるの魅力を未来に残していきたい。
「モーアシビー」と「沖縄美ら島財団」は、そう考えました。
そこで、ジュエリーアーティストの皆さんに、野生動植物をモチーフにした作品の制作を提案。やんばるを訪ね歩き、そこで出会った素材をモチーフにジュエリーを作る。題して「モーアシビーやんばるジュエリー」を企画しました。
企画に賛同していただいた5組のジュエリーアーティストはこちら。
「モーアシビーストア」で販売中の「シーサーキーリング」でおなじみ、愛知県名古屋に拠点を置くジュエリーブランド「PROOF OF GUILD(プルーフオブギルド)」の竹内稔さん。
東京都渋谷区にアトリエを構え、ブランド「Môko Kobayashi」を運営する小林モー子さん。本場パリで学んだオートクチュール刺繍の技法で、ヴィンテージビーズのアクセサリー製作を行う刺繍作家。
建築士の兼森周平さんとジュエリーデザイナー平岩尚子さんによるデザインユニット「Fillyjonk(フィリフヨンカ)」。東京都台東区のアトリエで、家や植物をモチーフにした一点物のアクセサリーを制作。
東京都台東区を拠点に活動する「YURI MIYATA」デザイナーの宮田有理さん。さまざまな山へ出かけ、登山中に見つけた植物や景色をモチーフにアクセサリーを制作。
国産のやわらかで良質なピッグレザーと天然石やパールなどを用いて質感や色を楽しむジュエリーを制作する「田口朋子さん。東京都世田谷区にアトリエを構える。
はたしてどんな作品が生まれるのか。5人がやんばるで出会ったものとは?
「沖縄美ら島財団」の動植物スペシャリストと行く、やんばるツアーのレポートは次回お届けします!
Photo(景色)・Text/Norie Okabe