第1弾コラボレート
「MOI AUSSI BE×PROOF OF GUILD」
沖縄の素材を新しい解釈でデザインし、未来のものづくり文化を創造していくプロジェクト竹内稔さんが製作した「シーサーキーリング」。
「PROOF OF GUILD」の人気アイテムに、動物をかたどった真鍮製のキーリングシリーズ「EZA animal」があります。
ラクダ、ペンギン、象、ニワトリなど、やわらかい曲線美でデザインされた愛らしい表情の動物たち。
モーアシビーでは、その新しいモチーフとして、沖縄のシーサーをオーダーしました。
今回は、その「シーサーキーリング」を完成させたばかりの竹内さんに聞いたおはなし。
——竹内さんの作品は、どれも美しい曲線が印象的だと感じました。デザインをする上で、独自のこだわりや、好きなポイントなどがあれば教えてください。
「もともとは、ジュエリーとフラワーのオーダーメイドショップとしてスタートした経緯があり、植物が身近にあったので、自然と曲線のものが多くなったのかもしれません。立体的なものを作ることが多いので、ほとんどの場合、デザイン画や図面から形を追っていくのではなく、まず手を動かして作ることから始めます。
簡単なラフスケッチをすることはありますが、やはり自分にとって手を使って形を起こすということがとても重要なんですよね。形になっていくことで平面では思いつかなかった線が現れることがよくあるので、そこで生まれる形を大事にしています。ただ、デザイン画に引っぱられたくないだけかもしれませんが(笑)
それから、自分が楽しんで創っているということがとても重要だと思っています。そういうものは、手に取ってくれた人にしっかり伝わるんだよなぁといつも感じるので」
——動物をモチーフにした作品を多く手掛けていますが、特別な理由はありますか? 作り始めたきっかけ、背景などあれば。
「確かに動物モチーフのものをたくさん作っていますが、ものすごく動物好きというわけではありません。人並みに好きです(笑)。ただ、彫るときにどの線を残していくとその動物らしさを感じられるのか考えたり、写真を見て見えない部分を想像して彫ってみたり、その動物のユニークな部分や特徴を探したり、そういった作業が楽しくて好きなんだと思います。
動物シリーズを作り始めたきっかけは、子供に動物モチーフのバードコールを作ってあげたことから。動物モチーフの真鍮プレートを作って、イラストつきの絵本を作ったこともあります。そういった作品を、たまたま仕事の展示会でディスプレイに使ったことがきっかけで、商品として展開するアイテムが誕生しました。それが動物モチーフのキーリング『EZA animal』です。
もう10年以上、少しずつ種類を増やしながら作り続けていますが、今もアイデアがどんどんあふれてくる。これからそれをしっかり形にしていこうと思っています」
人の手が線の表情を生む。
竹内さんの手が描く線には、ほっこりと人の心を和らげてくれる力があります。
ずっと手に持って触っていたくなる、ほっとする。
その魅力的な線が、沖縄のシーサーを描くまでのおはなしは、次の記事でお届けします!
「MOI AUSSI BE×PROOF OF GUILD シーサーキーリング」は、モーアシビーストアのサイトで販売中!
商品の詳しい説明とディテールが見られる購入サイトはこちら。
TEXT/Norie Okabe
PHOTO/ Wataru Oshiro(camenoko studio)[シーサーキーリング]、PROOF OF GUILD[アトリエ写真]