フリースクールに出演したアーティストたちの印象的なコトバを紹介する「MESSAGE」コーナー。
今回は、第17回ゲストの祐真朋樹さん、ホストMC信藤三雄さんのコトバ。
「ファッションは失敗のくり返し」
もっとかっこいいものはないかな?
もっと美しいものはないかな?
そんなふうに探し続けるのが楽しいという祐真朋樹さん。
みんなが認める「かっこいい」「美しい」にたどり着くまで——つまりそれが流行になるまでには、たくさんの失敗がつきまとうとか。
たとえば、みんなから「え! なにそのパンツ!? そんなの履くの?」と否定されるパンツを履いてみる冒険。
最初は失敗。でもそんなふうに「え!?」と驚かれているものも、続けていくうちに誰かがどこかで「いい」と言い出し、そのうち新しいキャッチコピーが生まれ、みるみる間に「かっこいい」と広まっていく。そうして流行になっていく。
冒険と失敗から始める楽しさ。そんなファッションの醍醐味を教えてくれました。
「音楽とファッションは密接な関係にある」
ポール・ウェラーのステンカラーの話や、ジョニー・ロットン(セックス・ピストルズ)のチェックスーツの話など、ミュージシャンにまつわる洋服の話で盛り上がっていた信藤三雄さん。
「“あのとき、あのミュージシャンが来ていた服”というふうに時代のシンボルになることが多い。音楽とファッションのカルチャーはいつも密接だよね」と。
「ファッションも音楽も10年前と大きくは変わらないと思う。そういう意味では今、古着屋さんが楽しい。古着を見ているほうがクリエイティブを感じるときがある」とも。
CDやレコードも同じ。中古屋さんで好きな作品を掘り出しているときがとても楽しいとか。
「自分だけのものを見つけられた!っていう喜びがあるんだよね」
音楽が大好きな信藤さんならではの視点が印象に残るトークショーでした。